借地権の種類

借地権というものをご存知でしょうか。不動産契約をする際には知識があった方が良い権利関係の言葉なのですが、簡単に言うと土地を使用するための権利となります。この借地権には大きく分けて三種類あり、現行法の借地借家法による普通借地権と定期借地権、現行法が施行される前から契約していた旧・借地権というものがあります。一つずつ説明していきます。

人と家まず旧・借地権についてですが、これは大正期に制定された旧・借地法という物で定められていた権利で、借地期間が終了した場合であっても地主側に何らかの正当な事由が無い限りは契約を解除する事が出来ないというものでした。その為、よほどの事が無い限り契約を地主側から打ち切ることのできない契約となります。これに対して施行されたのが現行法でもある借地借家法となります。これによって制定されている普通借地権は基本構造は旧・借地権と違いが無く地主の都合での契約解除にはよほどの事情が必要となります。契約期間については基本的に30年で、20年で一度目の更新、以降は10年ごとに契約更新となっています。それに対して、定期借地権については契約時に定められた契約年月が過ぎれば契約の更新が行われないものとなっています。この為、定期借地権の契約では確実に地主の元に土地が戻ってくるような契約となっています。これは普通借地権が借地権者にとってかなり有利に作られている物である事から、借地借家法第22条にて定められている条文を元に契約されるものです。

このような3種類の借地権で契約は行われており、さらにこの3種類の内でもその契約の用途ごとに細かく分かれています。次の項では借地権において土地の扱いをどうするのかという事に言及している、賃借権と地上権について説明します。